ヴォイニッチ手稿の考察

ヴォイニッチ手稿 考察(2023年9月4日著)
実際の写本や歴史、通説や俗説はご自分で調べてください。
この作品を知ることになったのは数年前なのですが、主に天体図に興味を持ちました。
その羊皮紙を炭素年代測定したところ、書かれたのは1404年~1448年頃と推測されているそうです。
最初の確実な所有者とされるのはプラハの錬金術師ゲオルク・バレシュ(1585年-1662年)とされている。

私がこの写本の文字の部分を一切無視して、主に絵だけ見て予想したのは
・一部を除いてここに書かれているほぼすべての植物は現存していないらしいが、ここまで詳細に書かれているということは当時(この時は年代は想像もできなかった)の神官か薬学者、錬金術師が特殊な育て方をして作り出したのだろう。
・その植物の使用目的は、通説で考えられているように妊婦の治療やリハビリ、安産のためではないだろうか?

しかし、そのような目的でこれほどたくさんの特殊な植物を生み出す必要があったのだろうか?とは思った。
そして、なぜそれが天文学と関係があるのか?と。

実際、過去に滅んだ民族や国、言語や歴史はものすごくたくさんにあります。
それを一つ一つ解明するとしたら、俗に言われているアカシックレコードや、高度な霊視をするくらいしかないでしょう。(その精度は非常に難しいですが)

まぁ、またいつか考察していこうかと思っていたが、YouTubeの『真相を霊視』チャンネルで取り上げてくれていたので、その霊視内容から再考察してみようと思う。

まず、この記録は西暦230年前後のとある部族の出来事を石(四角とか三角とかの大きな石板や石壁)に書き残したものだそうだ。
その部族はそこで人体実験のようなものをしていたが、男性が減り続けて(生まれてすぐ亡くなってしまう)女性だけになり滅んでしまったそうだ。
その部族の生活や実験内容を記録に残したいが、言葉が難しい時代(その部族において)だった(おそらく会話が主だったからか?)ようで、解読はできるはずがないとのこと。(もちろん霊界の上位にいる人などはすべて理解している)
そして、現代の人間が知らなくていいことも書いてあるとのこと。
他には
文字が書ける人と書けない人がいた
女性が入浴している絵であることは事実
自分たちの周りが緑で満ち溢れている
いろいろなものを作ってみたりした(実験的なこと)(植物を指しているのかと)
現代の文明より進んでいたわけではない
人体を使って無謀な実験を繰り返していた。(倫理に反していた)
この手稿は、過去に滅んでしまった部族の経典みたいな性質の本
ここまでの記録を残せたということは、卓越した人がいた
部族は霊的に進んでいたが、滅んでしまうことを自覚して自分たちの記録を残したかった
小さな部族で、現代でいう村くらいの規模くらいだった
壁や石板から書き写したものだから、順番はバラバラ。書き留めた人が予想して番号を振ったのだろう


まず疑問に思うのは、その石板や石壁、つまりその部族がいた場所はどこなのだろう?
最初の確実な所有者がプラハの錬金術師ゲオルク・バレシュだということは、チェコの周辺のヨーロッパあたりであろうか?(中東、エジプト周辺の可能性も?)
ゲオルクが書き写したわけではないようなので、錬金術師として先人から引き継いだか買ったかしたのだろうか?
書き写した人は、その石板があった場所を何らかの手段で残しているとは思うので、途中で失われたかどこかに保存されているのかもしれません。

230年前後で、高度な知識を持つ錬金術師(当時意味でいうと神官と呼ぶべきかもしれない)がこれほどの規模で植物を生み出す実験をし、多くの人々を実験体にできたということは、それなりの規模の国の支援や協力があったのではないか?と思う。
そこまで高度な知識人がいて、男性の減少でその場所の部族として滅ぶことを自覚したとしたら、どこか別の場所に移住するのではないだろうか?
どこかの国の支援で、とある錬金術師(その国の神官の一人)が人々を連れて、どこかの場所で実験を繰り返したが失敗したとしたら、生き残った人はその国に帰るかするだろう。実験に失敗してしまった人々にはそこで死んでもらっても、その錬金術師は帰ったと思う。

いずれにしても、悲しい歴史を持つ部族の物語なのであまり面白おかしく追及すべきではないようです。
でも後世に記録を残したということは、真剣な研究材料として扱われれば、記録を残した人たちの本望ではないでしょうか?


それでは、以上の霊視結果をもとにヴォイニッチ手稿のを再度見直して考察してみました。
私自身驚きましたが、現代ではほとんど存在しない植物は錬金術師(実際何と呼ばれていたかはわかりませんが)が特別な方法で生み出していたという私の予想が霊視内容と一致していて嬉しかったです。
その植物から抽出した液に、女性を浸した目的が安産のための癒しではなく、まさかの人体実験だったことは驚きでしたが、その目的が判明して再度考察したら全てが繋がりました。


・再考察の結果
手稿の前半に描かれている植物の一部は今でも現存するようですが、大半が錬金術師が特殊な方法で生み出したもののようです。
おそらく我々の知らない方法や、それを可能にする知識があるのでしょう。

天体図は非常に興味深く、おそらくは天の川銀河を表す絵が描かれていることは驚嘆すべきことですが、なぜ天体がここに書かれているのかは、当時の錬金術師が望む特殊な植物を生み出すために必要だったのでしょう。
つまり育てていたその場所に、他の惑星や恒星から届く放射物がいつ降り注ぐかを精密に計算しておかなければならなかったのです。

そうして生み出された植物から抽出した液に、女性たち(妊婦になるのはその後)が浸された理由は、おそらくは、高度な人間、今でいう超人や超能力を持った人間を作り出す為だったと考えます。
挿絵の中にちょうど筒のようなものがあるのはフィルターで、樹液を濾す役割を持っていたと考えます。
動物やザリガニのような挿絵がありますが、おそらくは特殊な方法で作った植物を動物や虫に食べさせて、その後、女性にその動物や虫を食べさせるとこで、星からの放射物を女性の体内に取り込みたかったでしょう。つまりその植物は、人間は直接食すことができないので、動物や虫を介して体内に取り入れることで目的を果たしたかったのだと考えます。

一番大きな絵、図面のようなものがありますが、これは最初、その植物を育てるための植物園ではないか?と思いましたが、その部族の村の地図かもしれません。
改めて確認したら左上と右下に太陽があり、そのいずれかの方向が東か西の方角を指していると考えます。
これも特殊な植物を育てるために必要であったことを考えると、植物園か村落の地図だと考えます。

これだけの規模の実験を一介の錬金術師が単独で行ったとは考えられないので、おそらく失敗と分かった時点で村落は放棄されたのではないでしょうか?

目的としてはおそらく、超人的な人間、例えばイエスのような人間を生み出すために、惑星や恒星から発せられるすべての放射物を女性の体内に摂取させて子供を産むことで達成しようという実験だったと考えます。
現代でも、イニシエイトと考えられる特殊な人々や部族の長の世継ぎなどに、男の子が早くに死んでしまう場合が多かったり、子供の時に過酷な状況に置いて生き残れた子だけを育てるという伝統がありますが、おそらく別の方法で器、つまり現代でいう遺伝子的に高度な人間を生み出すことには成功したのでしょう。
なぜ、高度な器から生まれた子供が、早々に死んでしまったり、過酷な環境に耐えられる能力を発揮できなかったりするのは、霊体、つまり魂がそれに見合うものでないといけないからだと考えます。
この村落、この錬金術師の実験は失敗してしまったようですが、別の方法で目的を達成した例もあると考えます。


私の研究において今後も参考にしたいのは、当時の錬金術師が理解していた天体の知識ですね。
この当時において、おそらくは宇宙の銀河について理解していたことは非常に驚きですし、おそらくは文章で恒星や惑星の関係性についても書き残しているのではないかと考えます。
文字の解読は、読み方はわからなくても意味の解読は可能だと思います。
(余談ですが、ヒエログラフの場合は読み方がわからなかったのですが、なんと当時の古代エジプトの転生者が教えてくれたおかげで読み方を知ることができたそうです。)
目的が分かれば、文字の解読も捗るのではないでしょうか?

研究の今後の進展を期待します。
この文章がその一助になれたら幸いです。
また後日、絵を切り抜いて考察した文章を追記します。