フランスのプリオーレのスタディハウスの壁に、特別な文字で記されていた格言
プリオーレとはGが一時的に開いた学校で、スタディハウスとはその近くに建てられた、上級生が訓練する建物を指す。

1 「それ」が好まないものを好みなさい。
2 人が達成できる最高のことは「為す」という能力である。
3 人生の条件が悪ければ悪いほど、仕事は生み出す力を持ち、いつもあなたに仕事を思い起こさせる。
4 いつも、どこにおいても、自己を思い起こしなさい。
5 あなたがここへ来たのは、自己と闘うこと、自己とだけ闘う必要性を理解したからである、ということを思い起こし、機会を与えてくれるすべての人に感謝しなさい。
6 ここでは、指導し、環境をつくることはできるが、助けることはできない。
7 この家は、自己の存在が無であることを認め、変革の可能性を信じている人たちだけに役立つということを理解しなさい。
8 悪いと知って行なえば、償うのが困難な罪を犯す。
9 人生で幸せを得る主な力は、常に外的に配慮し、けっして内的に配慮しないという能力である。
10 芸術を感情で愛してはいけない。
11 父母を愛せば、善人の本当のしるしである。
12 自分自身をあてはめて他人を判断すれば、めったに誤らない。
13 怠け者でない者だけを助けなさい。
14 すべての宗教を尊敬しなさい。
15 われは仕事を愛する人を愛す。
16 われわれは、キリスト教徒であり得るように奮闘できるだけである。
17 他人のうわさで人を判断してはいけない。
18 人々があなたに言うことではなく、あなたをどう思っているかを考慮しなさい。
19 東洋の理解と西洋の知識を取り、そして求めなさい。
20 他人のもののめんどうをみることができる人だけが、自分自身のものを持つ。
21 意識した苦悩のみが意味を持つ。
22 一時的に利己主義者である方が、一度も公正でないよりは良い。
23 初めに、動物に愛を実行しなさい。動物は人間より敏感である。
24 他人に教えることにより、自分も学ぶ。
25 ここでは、仕事が仕事のためにあるのではなく、それが単なる手段であることを思い起こしなさい。
26 他人の立場に自分自身を置ける人だけが、公正である。
27 生来の批判的精神を持っていなければ、ここに滞在するのは無駄である。
28 「明日」という病いから自由になった人だけが、ここに来た目的を達成する機会を持つ。
29 魂を持つ人も持たない人も祝福される。未発達の魂を持つ人に、不幸と悲嘆がある。
30 休息は睡眠の量ではなく、質からくる。
31 思い残さず、短時間眠れ。
32 能動的な内面の仕事に費すエネルギーは、そのときその場で新しい補給に転換するが、受動的に費すエネルギーは永久に失われる。
33 自己についての仕事をする願いを呼び起こす最善の方法の一つは、自分がいつ死ぬかもしれないということを実感することである。だが初めに、いかにしてそれを心に留めておくかを学ばなければならない。
34 意識した愛は、同じ愛を呼び起こす。感情の愛は、反対の愛を呼び起こす。肉体の愛は、類型と両極性で決まる。
35 意識した信仰は自由である。感情的信仰は隷属である。機械的信仰は愚かさである。
36 大胆な希望は強さである。疑いを持つ希望は臆病さである。恐れを持つ希望は弱さである。
37 人は一定数の経験を与えられる。経験を節約すれば、命を延ばす。
38 ここにはロシア人も英国人も、ユダヤ教徒もキリスト教徒もいない。ただ一つの目的、「存在することができる」という目的を追求する人たちだけがいる。